自分の気持ちや考えを話すとき、
なんだか思ってるように伝わらなかったり、聞いてる相手が納得していないように感じたり。
そういう会話でのちょっとした違和感やしっくりしない感じが解決できないかなと、この本を手に取りました。
今回読んだ本
「頭のいい人が話す前に考えていること」
作者は、安達裕哉さん。
どんな本の内容だったか
頭のいい人というのは、話す前に”立ち止まる”ことができる人。
”立ち止まる”とは、事前に深く考えて話す内容や話し方を一旦整理したうえで言葉の準備をすること。
どうやって深く考えたらよいのか
話す内容の整理の仕方、話す順序
どうしたら相手が聞きやすいか、話しやすいか
話をするときの考え方だけでなく、実際にどんな場面でどう活用できるか
とてもわかりやすい言葉でつづられています。
まさに、頭のいい人になれる本。
心に響いた言葉たち
怒っているときは、だれでも頭が悪くなるのです。
「頭のいい人が話す前に考えていること」47P
自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということなのです。
「頭のいい人が話す前に考えていること」197P
感じたこと
まず読み始めてすぐに、この本をもっと早く知りたかった!と思い、読み進めるごとにこの内容を共有したい!
という気持ちでいっぱいになりました。
実際、読み終わってすぐに大切な人にこの本を読んでみて、とおすすめしました。
日頃過ごす中で、自分自信この人の話は聞きづらいな、結局何が言いたいんだろう、と感じる人に共通していることが
「感情的になっている」「結論から話していない」ということでした。
冷静さを欠いた時人の思考は止まる
と、この本を読んで言葉として初めて認識したときに、怒りの感情を抑えて話すことって
一見当たり前のように思えるけれど意識していないと難しいんだな、としみじみ考えてしまいました。
自分の話し方を振り返るとそういえば、
自分の話したい気持ちのままに話してしまって、聞く相手を置いてけぼりにしてたのかもしれない
「今からこの話をします」って相手の心の準備をさせてあげられてなかったんだ、と改めて気づかせてもらえたことに膝を打つ思いでした。
話し方、話す前の考え方、聞き方、といった話すときの一連の方法を学べるうえに
何より相手の心に寄り添うことが大事、と納得させられる名著でした。
ハッとさせられた、ってきもち。